瞑想の目的は反応を制御する力と観察力を向上させること【反応は自分で決める】

前に瞑想の記事書きました。
参考記事: 瞑想はネガティブ思考のループに陥りやすい人には絶大な効果がある

でも瞑想の根拠や目的が分からず、ずっと懐疑的でした。

ネットの情報では、目をつぶって呼吸に集中するだけで脳の回転が速くなるとか、集中力が上がるとか、頭が空っぽになるとかが書かれてる。まさか瞑想って魔法なの?

それらは目的じゃなくて、得られる効果なんじゃないですかね。我々は実際の社会に生きてるわけで、少しでも楽にストレスを減らして生活していきたいんですよね。

でも二冊の本を読んで、自分の中で瞑想についての考察がバチッと繋がった。自分が納得できる瞑想の意味を見つけました。

  • すべての物事に対する観察力
  • コントロールできないことと、自分がやるべきことを、区別する力
  • 刺激を受けたあとの自分の反応を制御する力

瞑想の目的は、これらを向上させるための訓練です。やっぱり魔法ではないよ。瞑想は継続が必要で、仏教の修行とも絡みのある瞑想。訓練の認識で間違っていないはずです。

参考図書①:反応しない練習

読んだ2冊のうち1冊目。超名著。ブッダの物事に対する考え方について書かれている。仏教の根源。

1冊通して観察の重要性と、取るべき反応について記述がある。日常で人を苦しめる雑念の中で特に妄想が最も厄介であり、何度も記述がある。以下、私的まとめご容赦下さい。

  • 見えるがままの事象をよく見て正しく理解すること。心の動きを正しく理解し、分類し、はっきり意識する。
  • 判断しすぎない。良い悪い、好き嫌いは執着。多くの人をを苦しめる、「こうあるべき」という判断は頭の中にしか存在しない妄想である。
  • 相手に反応して心を失わない。相手の反応と自分の反応は別物。確かめようのないものは追いかけない。
  • 競争や比較は妄想であり、自分の状況が変わるわけではない。自分が納得することを目的とする。集中や充実感といった心の快を大事にする。

反応して苦しむのではなく、正しく理解し、苦しみの反応をリセットし、人生に最高の納得をもたらす生き方がブティズムです。仏教は非常に合理的で、自分の内面に向き合った学問だと感じる。

書いてあることは、あくまでも心のあるべき姿。これを実践するにはやはり訓練や継続が必要になる。体の感覚に意識を集中する練習をすると、妄想から抜けるのがうまくなるらしい。瞑想の具体的で分かりやすい目的の一つですね。

参考図書②:7つの習慣

世界的な名著をここで上げるのもどうかと思いますが、恥ずかしながらこの歳にして初めて読みました。本の前半で記述してある個人に対する習慣が、自分の内面に対する記述として瞑想とリンクする。以下、私的まとめご容赦ください。

  • 物事は個人のレンズを通してみている。
  • 刺激と反応には間があり、反応を決めるのはあなただ。
  • 相手を変えることは難しい。アウトサイドインでは物事は上手く進まない。インサイドアウトで進めていく。自分がコントロールできる、影響の輪の中の物事へ働きかける。

インサイドアウトと刺激と反応について、本書を通して多く記載されている。いくら自分の成功体験や考えを他人に投げつけても、人をコントロールすることは出来ないのだ。ならば自分のできる事に集中する。相手への理解も自分の影響の輪の中で出来ることである。

インサイドアウトは本当に素晴らしい考え方です。
こちらの記事も参考に:「他人はコントロールできない事を強く自覚すると、楽に生きれる【インサイドアウト】

瞑想の目的 私的解釈

人々を苦しめるのは自分の中にある反応。他人や過去、環境から影響されて、悲しみや怒りなどの妄想が押し寄せ人々を苦しめる。でも他人も過去も環境もすぐにコントロールできない。このことを良く理解しているかどうかが、まず非常に重要なスタートライン。

ただしそのことが頭でわかっていても、心と自我は別々で、勝手に反応を起こしてしまう。その反応を抑制して、自分でコントロールできるようにする訓練が瞑想になる。

瞑想は自分の思考をよく観察するのが基本のやり方。呼吸など自分の体の反応に意識をそらし、湧いてくる自分の妄想を制御しコントロールする力を上げる。日常生活でも妄想のコントロールが可能となり、刺激に対する反応を自分で選択できるようになるのではないでしょうか。

物騒な話ですが、仏教徒が焼身している間、一言も発せず朽ちていくという話がありますよね。7つの習慣でも、監獄などの劣悪な環境下で大きな功績を遺した先人の事例がいくつか挙げられています。両方ともネガティブな刺激に対する反応のコントロールを極めた証拠と思います。

刺激に対し反応をコントロールし、自分の影響の輪の中でできることに集中し、人生に最高の納得をもたらす。その姿に近づくためのツールとして、瞑想があるのではないでしょうか。

ようやく瞑想について、私は腹に落ちました。これで瞑想続けられそう。もやもやがあるのに続けるのはちょっと苦痛ですからね。瞑想に対する考察の参考になれば幸いです。

観察する瞑想(マインドフルネス)はこちらも参考に:「【私的まとめ・レビュー】ブッダの瞑想法 ヴィパッサナー瞑想の理論と実践

 

ではまた。