他人はコントロールできない事を強く自覚すると、楽に生きれる【インサイドアウト】

自分ができることに集中する、他人はコントロールできない、という意識を持つ。

7つの習慣のインサイドアウトの考え方です。これだけで大分救われるし、ストレスも少なくなります。自分のするべきことが明確になり、そのやるべきことに対する効率も上がります。

ストレスの元凶は人である。このことを自覚しているのとしていないのでは大きな違いです。

日々良く不愉快に感じることの例を挙げます。

  • 急な雨が降ってきて、傘を持っていない。
  • 突起物に足の小指をぶつけた。
  • 電車が遅れてアポイントに間に合わない。

これらは物損です。 物や環境が影響している項目はそのストレスの原因が明確です。予防しやすいし、原因が分かるので腹に落ちやすい。

次に比較として人が自分に影響してくることを以下に挙げます。

  • 他人の仕事が進んでおらず、自分の仕事に影響を及ぼす。
  • 自分の仲の良い人の悪口を聞かされた。
  • 電車内でいきなり因縁を付けられた。

人によってストレスを与えられたことは勿論理解できます。ただし原因がはっきりせず理解ができません。なぜ自分が不快な気持ちになるようなことをしてくるのか、その理由はやった本人にしか分からない。他人の感情や、その行動をとろうとするきっかけはコントロールができないので、予防ができません。

ただし人によって及ぼされるストレスに対しても、他人はコントロールできない、という事を自覚しているかしていないかで、自分が楽になるかどうかが決まってきます。

他人の仕事が進んでおらず、自分の仕事に影響を及ぼす

最近の私の事例です。

紹介する案件は、新商品を中国のお客さんへ納入するという業務。従来は日本のお客さんに新商品を納め、その実績をもとにして海外へ展開するケースが多かった。ですが、時代はグローバル化です。ここ数年では国外のお客さんが新商品を日本よりも早く導入したいと要求することが多くなりました。

日本の担当者は新製品導入の経験がない係長と、そのフォローをする部長。課長は別件で忙しい為、この業務からは外れています。私は国内外ともに新商品導入の経験あり。進捗を何度も確認し、管轄外ですが日本でやるべきことも提案をしても、日本からの返答は「問題有りません。大丈夫です」の返答のみ。でも日本のデータベースには具体的なデータが上がってきていません。

本当に大丈夫か。。。

不安は的中。別件が終わり本業務に関わり始めた課長から連絡がありました。欠陥が多く導入できる状態じゃない、とのこと。あと導入まで2ヶ月の事です。

この時点でイライラが止まりません。

  • 「あれだけ忠告したのになぜやらないのか?」
  • 「部長は係長に何を指示、教育、監視をしてきたのか?」
  • 「顧客には何を納入すれば良いか?説明はできるか?」

悪感情がループします。でもイライラしすぎて疲れてきた頃、その悪感情で自分の仕事が全く進んでない事を自覚しました。生産性がかなり低下していたのです。

気づいた時点でもうやめます。インサイドアウトの考えを使います。もう仕事が進んでいなかったのは過去のこと。個々の感情や能力、性格もあるし他の仕事もあるだろうと。日本にいる担当者をコントロールしようとしてもコントロールできない。自分のできることに集中しよう、と決めます。

そう考えると急に集中力が上がりました。イライラも止まります。

データを洗いざらい整理し、追加の検証を補足すれば既存製品の納入可能性がありそうなことが分かりました。お客さんへの説明ストーリーも即席で作り上げ、導入目途が立ちました。

不思議なことですが、日本からどうにか新商品も導入できそうな目が出てきたとの連絡がありました。やはり良い意味でも悪い意味でも、他人はコントロールできません。それでも、もう感情は動きませんでした。

他人はコントロールできない事に気づくだけで、心の安定と集中は大きく向上します。

子供の人間関係を心配する妻

妻の事例です。

うちの子供はマイペースで、一人で遊んでいても平気だし、みんなで居るのも好き。ただし、まだ小学校低学年で、会話のキャッチボールや場の空気を読むのは上手くありません。

今は中国のマンションに住んでいて、登校バスの送り迎えの時には同じマンションに住む同じ小学校に通う子供たちと顔を合わせます。その為、マンション内の友達同士で遊ぶことが多くなります。

妻は必然的に子供どうしのやり取りを目にする機会が増えます。友達の輪に入って行けてないことや、自分の話ばかりして場の空気を壊してしまう自分の子供の姿ばかりが目に入る。一方、それが上手い同世代の子供もいます。

  • 「どうしてうちの子はできないのだろう?」
  • 「仲間外れにされていじめられるんじゃないか?」

妻は子供の指導をし始めます。話し方や聞き方、内容、挨拶のしかた、しぐさの事。でも子供同士のやり取りはすぐには良くなりません。そのうち子供の指導が行き過ぎて子供に当たったりすることも。妻も子も落ち込み始めます。

相談を受けた時、私は毎回こう言いました。

「いくら子供でも別人格だ。良いところもたくさんある。無理に治そうとしなくても子供本人が嫌がっていなければ、見守るだけで良いんじゃないか。」

妻も徐々に理解をし始めます。妻は自分の理想に当てはめようとしていて、理想と実際のギャップに苦しんでいたんです。その理想は親の理想で、子供の理想ではない。いくら子供でも、子供には子供の感情と人生と、それを強制的にコントロールすることはできないのです。

妻は子供を見守り、話を聞くことだけに注力するようにし、良いところを見るようにしました。妻の落ち込んだ気分は徐々に良くなります。子供が一人で居ても、嫌な顔をしていない限り気にならなくなります。

時間が経つにつれ、子供も会話が上手になり、自分と合う子と一緒にいる事を覚えます。集団で居ても、その場に溶け込んでいきます。

自分と合う子と一緒にいることは、親は教えていません。子供自身が考えて答えを出したんですね。

自分のコントールできることに集中する

他人はコントロールできない、自分のできることに集中することは、決して自己中心的な考えではありません。事実です。そのことを意識して感情によるストッパーをできるだけ排除し、自分が今するべきことへの生産性を上げましょう。そうすれば自然と周りも向上していきます。

悪感情を抱く対象にも、知らないうちにストレスをかけてしまっている可能性があることをお忘れなく。

少しの心がけでストレスを減らし、最高の納得をもたらせるように暮らしていけたら大分生きるのが楽になりますよね。どうにもならないことを思い悩むのが一番しんどいですからね。

 

ではまた。